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zoom RSS 逆視逆考〜 最新イラク現地レポートのこと

<<   作成日時 : 2008/03/17 23:18   >>

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最新イラク現地レポート

3月29日(土) 

18時30分〜21時30分

関戸公民館 オーパ8階 大会議室 (京王線聖蹟桜ヶ丘下車3分)

資料代 300円

主催 多摩平和イベント実行委員会


連絡先 090-1107-8264

報告1 小児がん・白血病と闘う子どもたち (劣化ウラン弾による被害者支援など)
佐藤真紀さん (日本イラク医療支援ネットワーク事務局長)

報告2 イラク開戦5年目のバクダットから
綿井健陽さん (ジャーナリスト)



本日3月17日、NHK−BS1で21時10分から、イラク帰還米兵の帰還以来4年間を追ったドキュメンタリー「イラク 開戦から5年『イラク帰還兵』」をやっていた。

兵士が戦ってきた戦争そのものが、送り出した側の社会から批判されると、帰還兵には居心地が悪いはずである。つまりイラク戦争を戦ってきた米兵にとっては、当の米国社会でイラク戦争批判が高まるほど、自分たちの戦いに意味がなかったのかと思わざるを得ない。そうすれば精神的な重圧も増す。特に人を殺してきた兵士にとっては、自分の殺人が社会にとって正当化しやすいものであるほうが「マシ」なはずである。

しかしながら一方で、社会が戦争に賛成しようが反対しようが、死肉が飛び散り内臓がこぼれ出る戦場の現実が変わるわけではなく、そこを潜り抜けてきた兵士たちが精神的な障害を受ける可能性は大きく残る。今日のドキュメンタリーは、「帰還兵」という存在の生きがたさ(社会への再適応の困難さ)がよく表れていた。決して悪いドキュメンタリーではなかったといえる。

しかしながら、戦後の日本社会を経てきた私たちの視点から見て、このドキュメンタリーの描き方に対して不満に思わざるを得ない大きな点がある。それはイラク戦争において真の被害者であったはずのイラクの市民の視点が全くないことだ。あるいは彼らへのほんのわずかの意識さえも、帰還兵本人はおろか(それは後述の理由で「やむを得ない」場合もあるにせよ)、ドキュメンタリーの作り手の側にも感じられなかった点にある。

もしかしたら帰還兵本人は、イラクの兵士を相手にしていただけで、市民と接しなかったのかもしれない。(ただ、だとしたら「イラクのことは帰還兵に聞け」と述べていた帰還兵の言葉は、残念ながら説得力がなくなることとなる)。いずれにせよ末端の兵士たちの視点が限られるのは仕方がない。だがそれは、彼らが如何にアメリカの大義を真剣に信じて戦い、帰還後その正当性を主張しようとしても、彼らの意見には限界があることも意味している。

イラク戦争の報道のほとんどが、「エンベッド取材」といわれる、米軍の部隊と記者が行動を共にする「比較的」安全性の高い取材方法だった(それでも十二分に危険であったことは間違いない)。しかしその(外国を攻撃/侵略する側の)視点がイラク戦争のすべてではないからこそ、更なる危険を犯してでも、イラクの市民の側からカメラを向けた一群のジャーナリストが存在した。その事実は忘れてはならない。

その一人であり、以前多摩市でも上映した映画「リトルバーズ」の監督、綿井健陽さんが、再び多摩に来てお話をしてくださるそうだ。ちなみに、今回のタイトルの最初についている「逆視逆考」とは、まさにその綿井さんが現在メディア月刊誌『創』(創出版)において書いている連載のタイトルである。大勢の側の目線ではなく、その逆から見て初めて見えることがあるという彼のスタンス、ないしは決意が表れているタイトルといえる。是非彼の話を聞いてみたいものだ。

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