多摩市民「九条の会」

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zoom RSS 96条改憲の問題点 基本的な話ですが、、、

<<   作成日時 : 2013/03/23 01:48   >>

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昨年の衆院選にて、憲法改正に賛成する立場の衆議院議員が多数派を占めるに至りました。しかし、具体的に何がどう問題で改憲する、ということの前に、今議論されているのは憲法96条の改正、つまり改憲手続きの要件を、国会議員にとってやりやすくするという話です。

これは”単なる手続を変えるだけ”という話ではありません。そもそも民主主義において、手続きは非常に重要で、定められた手続きを通す中で一定程度の時間をかけ、その場の勢いで法律を決めてしまうようなことをせず、議論するという重要な意味を持っています。これは、最終的な判断を多数決で決めるにしても、それまでの議論のプロセスで、法案の問題点や利点が、議会外の有権者=主権者に周知されていくことが、民主主義においては大きな意味があるからです。

ましてや、日本国憲法は硬性憲法、つまり普通の法律に比べて変えにくい手続きになっています。国会議員は国民の「代表者」(representatives)ですが、代表はあくまで代表、全てを代弁できるわけではありません。選挙は民意を象徴的に反映することはできても、必ず反映されない部分があるうえ、与党の支持者であっても、政策パッケージの全てを是認して投票する人はむしろ少ないように、個々人の意思が代議制をとおして反映される部分と反映されない部分は必ず出てきます。

憲法96条に規定されている改正手続きが意味することとは、@あくまで民意の一部を代表するものでしかない代議士が、憲法を簡単に変えてしまえないようにする、ということです。そもそも、議会の多数を形成する与党は、議院内閣制によって、権力を行使する側にあります。憲法とは国家の構造を規定するだけでなく、政府の権力をあらかじめ明記された範囲内に制限する(暴政や、身内に有利なような恣意的な権力の行使を防ぐ)、つまり権力を縛るためのものです。そして、A主権者が、憲法改正にあたっては、代議士に任せず、自らの意思を投票によって示すことでもあります。

この96条を変えてしまうならば(今の方向性だと国会議員に有利なように変えてしまうことになります)、主権者の意志に対して国会議員の意志を相対的に高める、権力者に有利で主権者たる国民に不利な制度になる、ということです。ある意味憲法の根本を崩すものが96条である、と言えます

まあ、言ってしまえば、おエライ国会議員が、「国民主権の強い憲法はいやだ、俺たちの好き勝手に憲法を変えやすくしたいから、96条を変えちまえ」というのが、今行われようとしていることです。一般市民の側から”96条を、自分たちには不利に、議員に有利なように変えろ”というような動きがあるわけはありませんよね。もし、あなたの周りに、改憲に賛成だから、とりあえず議員が変えたがっている96条を変えてしまえ、などということを考えているとしたら、それはあまりにも馬鹿げた話ですので、お気を付けください。

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